JFEエンジ、福岡で発電プラント受注 バイオマス専焼で国内最大規模

JFEエンジニアリング(社長・狩野久宣氏)は1日、福岡県豊前市でバイオマス発電プラントのEPC(設計・調達・建設)を受注したと発表した。受注額は非公表。豊前ニューエナジーが九州高圧コンクリート工業・豊前工場の敷地内に計画するバイオマス専焼発電所で、発電出力は約75メガワットとバイオマス専焼発電所としては国内最大規模となる。

豊前工場の完成予想図

今回の発電プラントはパームヤシ殻と木質ペレットを燃料とし、化石燃料は使用しない。業務提携したフィンランド、バルメットのCFB(循環流動層)ボイラ技術が適用され、従来のバイオマス専焼発電プラントでは達成できなかったレベルの高温高圧の蒸気を生成。同規模の発電所で最高水準の発電効率を達成可能なことが評価された。商業運転開始は2019年度下期の予定。

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