JOGMEC、ナミビアで「投資・環境保全セミナー」

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)はこのほど、ナミビアで「探査・環境保全セミナー」を開催した。経済産業省と同国鉱山エネルギー省との共催。両国の官民関係者が一堂に会し、ナミビアにおける今後の持続維持可能な鉱業開発のための情報交換、意見交換およびネットワーキングを目的としたもので、当日は両国から146人が参加した。

ナミビアで開催された「探査・環境保全セミナー」

ナミビアのカンジョゼ鉱山エネルギー大臣は開会挨拶でJOGMECのボツワナ・地質リモートセンシングセンターを拠点としたこれまでの協力事業について言及し、その一環である同セミナーの開催を歓迎する旨の発言があった。講演ではアフリカにおける持続維持可能な資源開発のための日本の政策などの説明や、JOGMECのナミビアにおける探査活動や休廃止鉱山における鉱害防止事業の紹介、同国地質調査所とのリモートセンシングにかかる共同事業の進ちょくなどについて報告を行った。一方、ナミビア側からは同国の鉱物ポテンシャルについて紹介があったほか、同国の鉱業協会会長から業界の概観と投資環境に関する講演があった。

また、今回のセミナーでは在ナミビア日本国大使館と日本貿易振興機構(JETRO)ヨハネスブルグ事務所の協力のもと、南アフリカ日本商工会議所のミッション団を同セミナーに招待し、現地商工会関係者との交流の機会も設けた。

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