ノーラエンジニアリングのフェライト系ステンレス配管、小径管の品ぞろえ拡充

ノーラエンジニアリング(東京本社・東京都千代田区、社長・堀田幸兵氏)は、フェライト系ステンレス配管の品ぞろえを拡充する。従来は65A以上を製造・販売していたが、50A以下の小径サイズもラインアップに加え、4月1日から販売開始する。小径用メカニカル継手「フェライト・ジョイント」はベンカン(CEO・岡本昭三氏)からOEM調達する。

小径用メカニカル継手「フェライト・ジョイント」

同社は低炭素フェライト系ステンレス「SUS430LX」鋼管を素材とするフェライト系ステンレス配管を開発し、管端つば出し管継手「CFジョイント」と組み合わせたプレハブ加工を行い、雨水排水設備、循環式空調設備、消火設備向けなどに販売している。従来は雨水排水設備向けが多いため小径サイズを標準化していなかったが、密閉循環式空調設備(冷水・冷却水・冷温水)を今後の主力分野として狙うため、小径サイズの品ぞろえも強化する。

ベンカンのメカニカル継手「BKジョイント」を「フェライト・ジョイント」としてOEM調達し、SUS430LX鋼管加工品と組み合わせてプレハブ加工を行う。適用サイズは30Su相当~60Su相当。

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