《ブラジル南部》サンタカタリーナ州ブルメナウ市をブラジルビールの首都に制定=ドイツ移民が多く、オクトーバーフェストも開催

ブラジル南部の美女に囲まれご満悦のテメル大統領(Antonio Cruz/Agência Brasil)

 ミシェル・テメル大統領は9日、首都ブラジリアの大統領官邸で行われた式典で、南部サンタカタリーナ州のブルメナウ市をブラジルのビールの首都とする法案を裁可した。
 同市はドイツ系移民の子孫が多く住み、ビール製造工場が沢山ある事で知られている。また、毎年10月には、オクトーバーフェストと呼ばれるビールの祭りを行っている。オクトーバーフェストは、ドイツでは180年以上も前から行われている祭りだ。
 同市では今月8日からブラジル・ビールフェアが始まり、ビール博物館やビールとモルト大学も開催されている。今年のフェアでは、コーヒーやアセロラ、かぼちゃのビールも紹介している。
 「ブルメナウ市をブラジルビールの首都に」との法令は、1997年から2004年まで同市市長を務め、現在は上院議員のデシオ・リマ氏が推進してきたプログラムだ。議会審議は2月16日に終わり、大統領裁可を待つばかりだった。
 「これにより、オクトーバーフェストや、サンタカタリーナ州のビール関連イベントに箔がつく」と同上議は語った。
 大統領官邸で行われた同法案裁可イベントには、サンタカタリーナ州の政治家も参列した。昨年のオクトーバーフェストのミス・コンテストで入賞した女王やプリンセスたちも、ドイツの伝統衣装に身を包んでこのイベントに参加した。(10日付G1サイトより)

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