ドミニカ劇勝 敗戦米国メディアも続々速報「衝撃的な勝利」「伝説の勝利」

第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド(R)プールCが11日(日本時間12日)、米国・マーリンズパークで行われ、前回王者のドミニカ共和国がアメリカに7-5と大逆転勝利を収め、2連勝とした。

アメリカを相手に大逆転勝利を収めたドミニカ共和国【写真:Getty Images】

「勝利はUSAの手中にあるように思えた」…ドミニカが5点差大逆転勝ち

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンド(R)プールCが11日(日本時間12日)、米国・マーリンズパークで行われ、前回王者のドミニカ共和国がアメリカに7-5と大逆転勝利を収め、2連勝とした。初優勝を期してメジャーの実力者を集めたアメリカは6回からドミニカの猛攻を受け、5点差を逆転された。アメリカメディアも「ドミニカの衝撃的な勝利」「伝説の勝利」など速報している。

「ドミニカが終盤に反撃、アメリカは5点差をフイにする」と特集したのは米テレビ局「CSBスポーツ」電子版。

「そして、彼らはアンドリュー・ミラーに鉄槌を下した」

 この試合8つのトピックスの中で、メジャー屈指の抑え左腕を攻略したドミニカ打線の恐怖を特筆している。

「リードが2点差となっても、8回にアンドリュー・ミラーがマウンドに上がったことを考えると、勝利はUSAの手中にあるように思えた。我々は彼が2イニングを投げるのか、どうかわからなかった」

 インディアンスの左腕が崩れるとは誰も想像していなかったと、記事では指摘している。先頭打者のバティスタを死球で出すと、サンタナに内野安打を打たれた。そして、2014年メジャー本塁打王のクルーズが左翼席に逆転3ランを放ち、マルテも右翼席にソロ弾で続いた。

MLB公式サイト「これぞドミニカ共和国の使命」…スタジアム記録3万7446人が集結

 特集ではドミニカの強打にも注目。「長打戦を制したチームが勝負に勝つ」とし、ドミニカが本塁打3本に対し、アメリカが0本だったことを指摘している。

 一方、地元紙USAトゥデー電子版は「ネルソン・クルーズの3ランがドミニカの衝撃的な勝利を導く」と特集している。

「ディフェンディングチャンピオンは6回裏まで5-0でリードされていたが、衝撃的な逆転で2次ラウンド進出を決めた」とドミニカの劇的な展開を伝えた。

 一方、MLB公式サイトは「これぞドミニカ共和国の使命 USA相手に伝説の勝利」と特集。「ファンは途中退席しようとしなかった。ドミニカやアメリカの色々なところからこの試合を見るために来ている人がたくさんいることを知っている。神様が彼らを幸せな気持ちでスタジアムを去るチャンスを我々に与えてくれたことを感謝している。彼らの旅には価値があったんだ」と逆転勝利の主役になったクルーズのコメントを紹介している。

 記事によると、イチロー外野手の所属するマーリンズの本拠地「マーリンズ・パーク」で行われた一戦には、スタジアム記録の3万7446人が詰め掛けたという。ドミニカファンの心を満たす逆転勝利になったとクルーズは自画自賛していた。

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