表情筋と目線で操作 宮崎大、文科省で研究披露

表情筋などを使い電動車いすを操作するシステムを説明する田村教授(右)=13日午後、東京・文部科学省

 宮崎大学は13日、表情筋の変化と目線を同時に測る生体信号計測装置「ファーグ」を活用した、電動車いす制御やパソコン操作の実演イベントを、東京・霞が関の文部科学省で開いた。開発した同大学工学教育研究部の田村宏樹教授(41)=環境ロボティクス学科担当=が、研究の成果を披露した。

 筋萎縮性側索硬化症(ALS)や筋ジストロフィー患者ら、首から下が不自由な人にも、パソコン操作などができるようにと、延岡市の企業と2011年から研究している。

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