客船寄港数が過去最高ペース 横浜港の発着クルーズ好調

 横浜港の今年の客船寄港数が、過去最高だった2013年の152回を上回る見通しとなった。外国客船による横浜発着クルーズが増加傾向にあり、横浜市によると、外国客船寄港数が例年を上回る60回超となる見込みとなったため。市は首都圏の海の玄関口として、客船の受け入れ態勢を充実させて誘致を進めていく考えだ。

 14日午前には、外国客船として今年最初の入港となるオランダ船籍の「フォーレンダム」(6万1214トン)が横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)に着岸。本格的な客船シーズンの幕開けを告げた。

 7月9日に初入港する「スーパースター・ヴァーゴ」(7万5338トン)は横浜と大阪を母港に中国・上海などを巡る周遊クルーズを新たに始める。横浜港には11月26日までの日曜日に計21回寄港する。

 13年5月に初入港した「ダイヤモンド・プリンセス」(11万5875トン)も横浜発着クルーズを増やす予定で、今年は計21回の寄港を企画している。

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