最大震度7も再現 厚木市が最新式起震車導入へ

 神奈川県厚木市は2017年度に市民体験・啓発用の起震車を更新する方針を決めた。

 市によると、約10年前から使用している起震車が老朽化したため、昨年4月の熊本地震の最大震度7も再現できる最新式車両を導入。関東大震災、阪神大震災など過去に発生した大規模地震や、想定される南海トラフ巨大地震などをリアルに再現できる機能を持つ体験室(4人利用)などの装備を予定している。

 起震車は、市民の防災意識を高めるためにイベントや訓練会場に設置するほか、年間約80回、地域の防災講話や学校・事業所に出場して約7500人が利用しているという。

 導入は5年間のリース方式。市は17年度予算案に300万円を計上した。

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