吉田鋼業、京田辺市で形鋼加工 新会社設立、小口即納強化

H形鋼大手流通の吉田鋼業(本社・大阪府東大阪市、社長・吉田清氏)は、100%子会社の京田辺鋼材(資本金1千万円、京都府京田辺市)を設立し、一般形鋼の加工品の小口即納対応力を強化する。現在、新倉庫を建設中で、4月に竣工、5月より業務を開始する。当面月間250トンの加工量を目指していく。投資額は約2億円。社長には吉田鋼業元専務で相談役の長田修氏が就任している。

 同社は、H形鋼の大型倉庫・阪神HMP(兵庫県尼崎市)に一般形鋼も約2千トンを在庫。泉大津鉄鋼センター(大阪府泉大津市)では加工も手掛けている。ただ、大阪府東部や京都府南部に販売先が多いことから、加工拠点となる新会社を2月に設立。一般形鋼の加工品の小口即納要請に対応できる体制を整えることにした。

 京田辺鋼材は、敷地約2300平方メートルに、2階建て延べ床面積約2600平方メートルの倉庫を建設している。ビームワーカーや汎用機など加工設備3基を設置する。

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