書体さまざまに27日まで公募書展 横浜市民ギャラリー

 横浜市内で最大規模の公募書展「第65回書作展」が、横浜市民ギャラリー(同市西区)で開かれている。市内約80団体から出品された漢字やかななど数々の力作が並び、来場者が真剣に見入っている。横浜書作協会(河合瑞祥会長)主催、市文化観光局共催、神奈川新聞社など後援。27日まで。

 漢字、かな、篆書(てんしょ)と呼ばれる書体を石に彫る篆刻(てんこく)、木に文字を彫る刻字の4部門に計533点の作品が寄せられ、同協会は「さまざまな字体による詩歌や現代詩が集まり、バラエティーに富んでいる」としている。

 会員の部で最高賞の書作展大賞には田中芳草さん(漢字)と岡本蘇心さん(かな)、65回記念賞には綱島華月さん(漢字)、望月琴流さん(同)、田澤昇さん(かな)がそれぞれ選ばれた。◇ 公募の部(第一部)の最高賞は次の通り。

 (敬称略) 【漢字】横浜市長賞=高橋祥栄▽横浜市会議長賞=隅香衫▽横浜市教育委員会賞=岸田千鶴▽横浜書作協会賞=岩田徳華、鏑木和江、太細光泉【かな】神奈川県知事賞=山中志子▽横浜市教育委員会賞=今来敦子▽横浜書作協会賞=石橋明子、大屋叡晃【篆刻】横浜市教育委員会賞=齋藤郁夫▽横浜書作協会賞=神田百【刻字】横浜書作協会賞=遠藤義男

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