華やぐ横浜、楽しんで 緑化フェア開幕

 全国都市緑化よこはまフェアの開会式が25日、よこはま動物園ズーラシアに隣接する「里山ガーデン」(横浜市旭区)と大さん橋ホール(中区)で行われた。広報親善大使の俳優・三上真史さんやフラワーアンバサダーの女優・波瑠さんも登場し、華を添えた。

 里山ガーデンでは林文子市長が「一流の人のトータルした力が発揮されたガーデン。72日間のフェアを楽しんでほしい」とあいさつし、テープカットが行われた。来場者は早速、1万平方メートルの大花壇に足を踏み入れ、市内の生産者が育てたパンジーやビオラを堪能していた。

 大さん橋ホールでは関係者約800人が参加し、式典が開かれた。三上さんは開港後の横浜で見られたという荷車にたくさんの花を入れた行商姿で、ハイカラ姿の横浜観光親善大使と登場。市立笹下中学校ジャズ部も演奏し、式を盛り上げた。

 シンボルキャラクター「ガーデンベア」と現れた波瑠さんは「これからきれいな花がますます咲く季節。緑豊かな横浜の街を実感してほしい」と来場を呼び掛けた。

 メイン会場「みなとガーデン」の一つ、象の鼻パーク(中区)では市消防音楽隊が公式テーマソング「GReeeeN」の「キミマツ」を奏で、大勢の人が聞き入っていた。

 緑化フェアは33回目を迎え、横浜では初開催。「歴史と未来の横浜・花と緑の物語」をテーマに、6月4日までに国内外から約500万人の来場者を見込む。問い合わせは事務局電話050(5548)8686。

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