阿部が打撃2冠、丸も好調…2017年シーズン第1週の投打5傑【セ・リーグ編】

いよいよ2017年のプロ野球が開幕した。各球団とも3試合を行い、セ・リーグでは巨人が唯一の開幕3連勝をマーク。昨年覇者の広島も阪神に2勝1敗と勝ち越し、ヤクルトもDeNAに勝ち越した。一方、中日は3連敗スタートとなっている。

広島・丸佳浩【写真:荒川祐史】

2017年開幕3連戦で活躍際立ったセ選手

 いよいよ2017年のプロ野球が開幕した。各球団とも3試合を行い、セ・リーグでは巨人が唯一の開幕3連勝をマーク。昨年覇者の広島も阪神に2勝1敗と勝ち越し、ヤクルトもDeNAに勝ち越した。一方、中日は3連敗スタートとなっている。

 ここでこの3連戦において投打で活躍したセ選手のランキングを振り返ってみたい。

【打者5傑】

○安打
丸佳浩(広)7
ロペス(デ)7
福留孝介(神)6
鳥谷敬(神)6
阿部慎之助(巨)6
大引啓次(ヤ)6
梶谷隆幸(デ)6

○本塁打
阿部慎之助(巨)2
バルデス(中)1
丸佳浩(広)1
福留孝介(神)1
ロペス(デ)1
鵜久森淳志(ヤ)1
糸井嘉男(神)1
坂本勇人(巨)1
鈴木誠也(広)1
畠山和洋(ヤ)1
ゲレーロ(中)1
山田哲人(ヤ)1
平田良介(中)1
新井貴浩(広)1

○打点
阿部慎之助(巨)8
丸佳浩(広)5
ロペス(De)5
糸井嘉男(神)5
鵜久森淳志(ヤ)4
梅野隆太郎(神)4

○盗塁
安部友裕(広)2
丸佳浩(広)1
大引啓次(ヤ)1
梶谷隆幸(De)1
大島洋平(中)1
坂本勇人(巨)1
髙山俊(神)1
桑原将志(De)1

○打率(規定打席以上)
丸佳浩(広).636
福留孝介(神).600
エルドレッド(広).571
鳥谷敬(神).545
阿部慎之助(巨).545

○RC(Run Create)打者の総合指標安打、長打、四死球、盗塁、犠打、犠飛を加味
丸佳浩(広)6.58
阿部慎之助(巨)5.88
福留孝介(神)5.28
ロペス(De)5.20
鳥谷敬(神)4.20

 阿部慎之助(巨人)が、2本塁打8打点の2冠王、丸佳浩(広島)は、11打数7安打に加え3四球と手数の多い働き。打撃戦が続いた広島、阪神の打者の成績が目立つ。

【次ページ】投手は…

投手は…

【投手5傑】

○勝利
秋吉亮(ヤ)1
中﨑翔太(広)1
山口鉄也(巨)1
マイコラス(巨)1
九里亜蓮(広)1
クライン(De)1
石川雅規(ヤ)1
メッセンジャー(神)1
大竹寛(巨)1

○セーブ
カミネロ(巨)1

○ホールド
マテオ(神)2
ルーキ(ヤ)2
高橋聡文(神)2
石山泰稚(ヤ)1
パットン(デ)1
マシソン(巨)1
今村猛(広)1
砂田毅樹(De)1
三上朋也(De)1
森福允彦(巨)1
ジャクソン(広)1
祖父江大輔(中)1
又吉克樹(中)1
桑原謙太朗(神)1

○奪三振
九里亜蓮(広)8
メッセンジャー(神)8
小川泰弘(ヤ)7
石山泰稚(ヤ)6
田口麗斗(巨)6
岩貞祐太(神)6

○防御率(規定投球回数以上)
石山泰稚(ヤ)0.00
パットン(De)0.00
マテオ(神)0.00
マイコラス(巨)1.29
バルデス(中)1.42

○PR(PitchingRun)投手の総合指標:(リーグ平均防御率-投手の防御率)×投球回で算出
マイコラス(巨)23.03
バルデス(中)20.01
九里亜蓮(広)18.48
クライン(De)13.90
パットン(De)14.74
マテオ(神)14.74
石山泰稚(ヤ)14.74

 リーグ防御率は4.58という超打高状態。そんな中でマイコラス(巨人)は7回自責点1、バルデス(中日)は6回自責点1の好投を見せた。一方でセーブは6試合でカミネロ(巨人)の1つだけとなっている。

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

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