【燕三条の工具がマンガ登場】〈マルト長谷川工作所と兼古製作所〉担当者が工程や技術紹介

燕三条の工具がマンガで紹介された。昨年末に学研より発売されたムック「ミニ四駆超速カスタム入門」で三条市のマルト長谷川工作所、兼古製作所が登場。担当者が工場内を紹介し、工程や職人の技術を紹介。両社のブランドロゴなどのステッカーが付録に付く。

ニッパーと本を手に中野次長

 タミヤの広報担当・上田琢磨氏は「ミニ四駆は奥が深いホビー。当社主催の工作教室などでも工具の使い方を知らない方が少なくない。三条ものづくり学校内の燕三条ミニ四駆大学や三条タミヤファンクラブがあり、工具の生産地。興味を持つきっかけになれば」と経緯を語る。

 工具メーカー訪問を通じ「すべての行程で長年培われてきた経験があり最終的には職人が仕上げるという技術力の高さに驚いた。だからこそ、世界で評価されるものづくりにとてもこだわりを感じた」と振り返る。

 マルト長谷川工作所とタミヤの取引開始は1986年。現在は薄刃ニッパー、精密ニッパー、ラジオペンチ、ピンセットペンチの4種をタミヤブランドで供給。

 作中に登場する中野彰マルト長谷川工作所営業・総務部次長は「当社の特長は神戸製鋼所の高級鋼を使い一貫生産を行う点。特にニッパーの切れ味の良さは国内外で高い評価をいただく。タミヤさんのニッパーは要求が非常にハイレベルで試行錯誤して製品化にこぎつけたと聞く」と語る。

 学研ムック「タミヤ公式ガイドブックミニ四駆超速カスタム入門」定価870円(税別)は全国の書店で発売中。

読者プレゼント

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