交流深めノーサイド 子どもラグビー教室でNZ女子代表ら

 ニュージーランド女子7人制ラグビー代表チームの選手・コーチが参加した子ども向けラグビー教室が15日、厚木市中荻野の荻野運動公園で開かれた。同市を中心に県内の小学1年生から中学3年生約200人が参加した。

 同チームは「ブラックファーンズセブンズ」の愛称で親しまれ、昨年のリオデジャネイロ五輪で銀メダルといった実績を持つ強豪。北九州市で今月下旬に行われるワールドシリーズのため10日に来日、15日まで同公園で練習をしていた。

 この日は、同チームの選手とコーチ計22人が参加。子どもたちは複数グループに分かれ、パスや相手をかわすためのフットワーク、パントキックに挑戦。ボールの蹴り方などについて実演を交えたアドバイスを受けながら、汗を流した。選手は日本語で「頑張れ」と声を掛け、子どもたちはハイタッチで応えていた。

 リオ五輪に出場したポーシャ・ウッドマンさん(25)は「子どもたちは吸収がとても早い」と感心した様子。「プロを目指す上では常にボールを持つことが大切。規律を守り、楽しんで」とエールを送った。川崎市麻生区の小学2年(7)は「迫力があった。プレーを褒められてうれしかった。ラグビー選手になりたい」と笑みを浮かべていた。

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