〔西之島〕1年5ヶ月ぶりに噴火 火口周辺警報発表(4/20)

気象庁によると、小笠原諸島の西之島で、きょう20日14:00過ぎに噴火が発生しました。気象庁は、西之島について、今後も噴火の発生する可能性があるとして、20日16:25、火口周辺警報(入山危険)を発表し、火口から1.5kmの範囲では大きな噴石に警戒するとともに、周辺海域を航行する船舶に対しても注意を呼びかけています。
西之島での噴火の観測は、2015年11月以来となります。

西之島では、2013年11月20日に噴煙が初めて確認され、その後の観測で西之島の沖合に新島が出現し、噴火していることが確認されました。これ以降もこの新島からの活発な噴火活動が継続し、火口から流出した溶岩で島は拡大、元の西之島をほぼ埋め尽くす形となりました。
その後、2015年11月17日を最後に噴火は観測されず、地表面温度は低下、噴気および地震活動は低調となり、地殻変動も緩やかになるなど活動が低下した状態が継続していたことから、ことし2月14日18:00に火口周辺警報は一旦解除されていました。

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