目指せ世界の王 8月に少年野球大会

 第27回世界少年野球大会(8月8〜16日)の横浜市内での開催決定を受け、主催する世界少年野球推進財団の王貞治理事長が20日、林文子市長を訪問した。

 王理事長は、同大会の開会式が行われる横浜スタジアム(同市中区)が2020年の東京五輪で野球・ソフトボール競技の主会場となることに触れ、「五輪に向けて野球界を盛り上げるためにもぜひ横浜で開催したかった。野球の楽しさ、世界の広さ、言葉の大事さを知ってもらう大会にしたい」などと抱負を述べた。林市長も「思い出深い大会になるよう一緒に取り組んでいきたい」などと応じた。

 同大会は日米のホームラン王である王理事長とハンク・アーロン氏の提唱で、野球の普及発展と世界の友好親善を目的に1990年から全国各地で開催。横浜では99年以来2度目の開催で、世界11の国や地域から10〜11歳の約80人が集まり、野球教室や交流行事を行う。

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