NEDO「エネ・環境新技術先導プログラム」、伸銅協会などの研究テーマ採択

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)はこのほど、「エネルギー・環境新技術先導プログラム」で32件の研究開発テーマを採択した。金属関連では日本伸銅協会や住友電工、金属系材料研究開発センターなどのテーマが選定。研究費用はNEDOが全額負担する。実施期間は原則1年以内だが、研究内容により2年を限度とすることも可能となっている。

 日本伸銅協会などのテーマは「ヘテロナノ組織を活用した革新的〝超〟高強度銅合金の設計技術および製造技術の研究開発」。古河電工や神戸製鋼、日本ガイシ、JX金属、豊橋技術科学大学なども参画する。

 住友電工のテーマは「低コスト高純度水素製造技術と革新的エネルギーシステムの研究開発」。京都大学とIHIも参加する。

 金属系材料研究開発センターのテーマは「三次元金属積層造形における新合金開発のための合金設計シミュレーション技術の開発」。物質・材料研究機構や新日鉄住金、日立金属なども参画している。将来的に金属系部品を3Dプリンタで製造するための基盤的な研究開発を進める。

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