大学生の視点でまち歩きマップ作製 大磯町観光協会

 神奈川県の大磯町観光協会は、東海大学や飲食店主、写真愛好家らとともに、町内の散策に便利な小冊子「大磯まち歩きマップ」を5千部作製した。同協会は「大磯駅に着いて、1、2時間空いていたら何が見られるか、どんな店があるかを分かるようにした」と話している。

 A5判縦型でハンドバッグなどに入りやすいサイズ。JR大磯駅周辺から、1日に一般公開が始まった「旧吉田茂邸」のある県立大磯城山公園周辺までの地図や観光ポイントのほか、年中行事、商店なども紹介されている。

 東海大観光学部の協力を得て、若者の視点や感想を交えて特色のある観光拠点を取り上げたという。旧吉田茂邸の竹林やアオバトが飛来する岩礁などの魅力を、大学生自身もマップに登場してアピールした。

 同協会は「季節や時間によっても新たな発見がある。独自の視点で味や文化を探してほしい」と呼び掛ける。今後、自然豊かな高麗地区や国府地区を取り上げたハイキングマップ作製も検討していく。

 問い合わせは、同協会電話0463(61)3300。

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