韓国“神”強打者、4月時点の今季ベスト移籍トップ5選出「並外れたスタート」

今季韓国球界からメジャーへ復帰し、ここまでリーグトップの11本塁打を放っているブルワーズのエリック・テームズ内野手が今オフのベストな移籍&契約の1つに選ばれている。米メディア「ファンラグ・スポーツ」が特集している。

開幕から好調のブルワーズのエリック・テームズ【写真:Getty Images】

ここまでリーグトップの11本塁打を放っているテームズ

 今季韓国球界からメジャーへ復帰し、ここまでリーグトップの11本塁打を放っているブルワーズのエリック・テームズ内野手が今オフのベストな移籍&契約の1つに選ばれている。米メディア「ファンラグ・スポーツ」が特集している。

 2011年にブルージェイズでメジャーデビューを果たしたテームズはその後、定着し切れず、2013年オフに韓国のNCダイノスと契約を結んだ。これをきっかけに飛躍を果たし、移籍1年目の2014年に打率.343、37本塁打、121打点と好成績を収めると、2年目の2015年も打率.381、47本塁打、140打点、40盗塁と活躍し、首位打者とMVPに。さらに昨季も121試合で打率.317、40本塁打、118打点で本塁打王となり、同国で「GOD(神)」と呼ばれるまでになった。

 そして今季、ブルワーズでメジャー復帰を果たすと爆発。ここまで24試合で打率.345、出塁率.466、11本塁打、19打点と好成績を収めている。

 韓国球界から復帰したスラッガーは米国内でも大きな注目を浴びており、4月時点の成績で今オフの移籍、契約の「ベスト」と「ワースト」各5つを選出した「ファンラグ・スポーツ」も、「ベスト」の1つに選出した。

テームズは「並外れたスタートを切っている」、そのほかのベスト&ワーストは…

 寸評ではオフにブルワーズが昨季の本塁打王クリス・カーターを引き留めず、テームズの獲得に踏み切ったことに触れつつ、「かつて684打席しかメジャー経験がなかったにも関わらず、エリック・テームズは今シーズン並外れたスタートを切っている」と序盤の活躍を特筆している。

 またそのほかの「ベスト」にはヤンキースのアロルディス・チャプマンとの再契約、カブスのトレードでのウェイド・デービス獲得、マリナーズとダイヤモンドバックスのタイフアン・ウォーカー(Dバックスへ)、ジーン・セグラ、ミッチ・ハニガー(ともにマリナーズへ)のトレード、レッドソックスのトレードでのクリス・セール獲得が選出されている。

 一方、「ワースト5」にはブルージェイズのホセ・バティスタ再契約、ロッキーズのイアン・デズモンド獲得、ブルージェイズのケンドリス・モラレス獲得、マリナーズのトレードでのヨバニ・ガヤルド獲得、ロイヤルズのトレードでのジャロッド・ダイソン放出&ネイサン・カーンズ獲得が選出されている。

 シーズンはまだ始まったばかり。これらの評価は今後どう変わっていくのか。テームズの勢いがどこまで続くかも注目だ。

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