豪州の高炉メーカー、ブルースコープ・スチールは、1日付でニュージーランド・タハロアの砂鉄輸出事業売却が完了したと発表した。
先住民のマオリが経営するタハロア・マイニング・インベストメンツへ売却した。ブルースコープは同事業の全株式と現金5100万ニュージーランドドル(約40億円)を譲渡する代わりに、マオリ系企業は負債7650万NZドルを引き受ける。ブルースコープは差し引き2550万NZドル(約20億円)の純負債削減につながるとしている。
ブルースコープはニュージーランド・太平洋事業部門で砂鉄事業を手掛け、中国やかつては日本など北アジアへ輸出してきた。ただコスト競争力に難があり売却を検討、4月にマオリ系企業と合意していた。