<気象ダイアリー>北日本気温上昇 札幌でさくら満開(2017年5月3日)

日本付近は、関東の東に中心を持つ高気圧に覆われ、
北日本~東日本は概ね晴れ、西日本の日本海側も晴れた所が多かった。
西日本太平洋側や南西諸島は高気圧の縁を回って湿った空気が流れ込んで、
雲が広がり、九州や四国、南西諸島では雨が降った。

北日本には暖かい空気が流れ込み、気温が高くなった。
特に北海道の東部は平年より10℃以上高くなった所が多く、
中徹別28.4℃(平年差+13.9℃)、美幌27.3℃(+12.8℃)、
北見27.8℃(+12.2℃)など、真夏以上の気温となった所も多かった。

□さくらの開花日
旭川(エゾヤマザクラ) 平年より2日早い。昨年と同日。

□さくらの満開日
札幌(ソメイヨシノ) 平年より4日早い。昨年より2日遅い。

□3時間降水量の日最大値の記録
沖縄県・奥    41.0mm(4:40)
福岡県・早良脇山 30.0mm(17:00)
高知県・宿毛   23.0mm(19:40)
福岡県・太宰府  22.0mm(16:50)
鹿児島県・喜界島 20.5mm(13:20)
鹿児島県・沖永良部 18.0mm(10:40)
鹿児島県・笠利  18.0mm(4:00)
鹿児島県・天城  17.5mm(10:30)
宮崎県・古江   17.5mm(24:00)
鹿児島県・田代  16.5mm(6:50)
鹿児島県・肝付前田 16.5mm(7:20)

【最高気温】
北日本は平年を大幅に上回った。北海道は35地点で25℃以上の夏日となり、6月~真夏並みの気温となった。東北も6月~7月上旬並みの暑さ。
東日本から西日本は日本海側で平年より高く、5月下旬~6月上旬並み。西日本の太平洋側は沿岸を中心に平年より低くなった。
南西諸島は、沖縄本島、奄美で平年より2℃くらい低く、先島諸島は平年よりやや高い所が多く、石垣島で真夏日となった。

【最低気温】
西日本は、九州や四国で平年より高く、九州南部を中心に5月下旬~6月上旬並みの所が多かった。その他はだいたい平年並み。
東日本は、東海などの一部で平年より高い所があったほかは、平年より低い4月中旬~下旬並みで、ほとんどで10℃を下回った。
北日本では、東北は平年を下回り、内陸は4月上旬~中旬並みとなった。北海道も平年を下回った所が多かったが、道北の沿岸では平年より6℃以上高く、7月中旬並みの所もあった。
沖縄・奄美は平年並み。
(午前9時まで)

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