日本などの異形棒AD、カナダ「クロ」最終決定

 カナダ国際貿易裁定委員会(CITT)は3日、日本など6カ国・地域から輸入される異形棒鋼(鉄筋用棒鋼)に対し、アンチダンピング(反不当廉売=AD)調査の結果、「クロ」を最終決定した。これにより日本には108・5%の高率AD税が課されることが確定した。

 同ADはアルセロール・ミッタルやゲルダウのカナダ事業が提訴したもの。日本以外ではベラルーシが37・5%、台湾では豊興鋼鉄が0%、東和鋼鉄企業が5・9%、その他が108・5%、香港が54%、ポルトガルが2・4%、スペインではセルサ・グループが37~39・6%、その他が108・5%のAD税が課される。

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