「自慢の庭見に来て」 12日から瀬谷で住民交流イベント

 横浜市瀬谷区で、自宅の庭などを公開するイベント「瀬谷オープンガーデン」が12日から初開催される。参加者からは「大勢の人との花を通じた会話が楽しみ」と心待ちにする声が上がり、33会場を紹介したパンフレットも用意した。14日まで。

 開催中の「第33回全国都市緑化よこはまフェア」の連携事業。

 地域住民が心を込めて手入れする自宅の庭や公園などを巡って交流を楽しんでもらいたいと、瀬谷区が企画した。昨年9月から3回、害虫対策、土づくりなどをアドバイスする講座も開いた。

 上甲喜芳さん(79)、博子さん(75)夫妻=同区瀬谷4丁目=の庭には一年を通して、約70種のバラをはじめ250種以上の草花が庭を彩る。

 喜芳さんは「庭の手入れをすることで、元気になる」と話す。無農薬にこだわり、草花についた虫は丁寧に1匹ずつ取り除く。家庭で出た生ごみを堆肥にするなど、土づくりにも力を入れる。博子さんは「花を大事に育てる人が増えてほしい」と期待する。

 個人宅の庭のほか、古民家がある長屋門公園、屋上庭園を開放する老人ホームなども会場を提供。パンフレットには、各会場の場所を示した地図や写真付きの案内文を記載。相鉄線三ツ境駅南口、瀬谷駅北口に設置する案内所や区役所、各地区センターなどに置かれている。

 開催時間は午前10時〜午後3時。問い合わせは、区区政推進課電話045(367)5632(12日まで)、電話070(1352)0985(13、14日)。

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