〔大気不安定〕東日本から南西諸島にかけて大雨のおそれ 土砂災害に厳重警戒(5/13)

東日本から西日本にのびる前線上に低気圧が発生し、暖かく湿った空気が流れ込んでいることから、西日本では大気の状態が非常に不安定になっています。この低気圧は、本州付近を東に進み、きょう13日夜には房総半島付近に達し、低気圧からのびる前線は南西諸島を南下する見込みです。そのため、きょう13日は、南西諸島から西日本、東日本で大気の状態が非常に不安定となり、西日本では昼前にかけて、東日本と南西諸島では昼過ぎにかけて雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。気象庁は土砂災害に厳重に警戒、低地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意するよう呼びかけています。

■今後の見通し
【24時間雨量】(~14日06:00/多いところ)
・150mm 近畿地方
・120mm 奄美地方、東海地方、関東甲信地方
・100mm 四国地方

【1時間雨量】(13日/多いところ)
・70mm 近畿中部、近畿南部
・60mm 四国地方太平洋側
・50mm 奄美地方、三重県、静岡県
・40mm 鹿児島県(奄美地方を除く)、四国地方瀬戸内側、愛知県
・30mm 近畿北部
・25mm 岐阜県

■防災事項
【厳重警戒】
・土砂災害

【警戒】
・低地の浸水、河川の増水や氾濫

【注意】
・落雷や竜巻などの激しい突風

※発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

◆用語解説「非常に激しい雨」
 1時間50~80mm未満の雨、滝のように降る(ゴーゴーと降り続く)状態で、傘は全く役に立たなくなる。水しぶきであたり一面が白っぽくなり視界が悪くなり、車の運転は危険とされる。土石流が起こりやすくなったり、都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込むなど、多くの災害が発生するおそれが。

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