広島打線が安定した活躍、阪神ドリスが3セーブ、17年第7週投打5傑【セ編】

7週目のセ・リーグは、阪神が広島を抜いて首位に立った。巨人が減速する中、上位と下位の差が縮まりつつある。広島は前年実績を残した選手たちが活躍した。

首位に躍り出た阪神は福留、鳥谷のベテランが活躍

 7週目のセ・リーグは、阪神が広島を抜いて首位に立った。巨人が減速する中、上位と下位の差が縮まりつつある。広島は前年実績を残した選手たちが活躍した。

【NPB第7週(5/7-5/14)のチーム成績 セ・リーグ】
阪神(4試合3勝1敗0分 勝率.750)
広島(5試合3勝2敗0分 勝率.600)
ヤクルト(5試合3勝2敗0分 勝率.600)
DeNA(5試合2勝3敗0分 勝率.400)
中日(5試合2勝3敗0分 勝率.400)
巨人(4試合1勝3敗0分 勝率.250)

 阪神が依然好調をキープしている。広島以下中日までの4球団は一進一退といったところか。巨人は1勝止まりとなった。

【打者5傑】

○安打
1丸佳浩(広)10
1宮崎敏郎(De)10
3ロペス(De)9
4バレンティン(ヤ)8
4雄平(ヤ)8
4ゲレーロ(中)8

○本塁打
1エルドレッド(広)4
2鈴木誠也(広)3
3ロペス(De)2
3ゲレーロ(中)2
3マギー(巨)2
3ビシエド(中)2
3阿部慎之助(巨)2
3中谷将大(神)2
3福留孝介(神)2
3坂本勇人(巨)2

○打点
1鈴木誠也(広)8
1ビシエド(中)8
3エルドレッド(広)7
3大引啓次(ヤ)7
5雄平(ヤ)6

○盗塁
1丸佳浩(広)1
1山田哲人(ヤ)1
1田中広輔(広)1
1大島洋平(中)1
1亀澤恭平(中)1
1西浦直亨(ヤ)1
1坂口智隆(ヤ)1
1京田陽太(中)1
1中村悠平(ヤ)1
1荒木雅博(中)1
1西川龍馬(広)1
1野間峻祥(広)1

○打率(規定打席以上)
1宮崎敏郎(De).500
2バレンティン(ヤ).471
2ゲレーロ(中).471
4マギー(巨).462
5鳥谷敬(神).455

○RC(Run Create)打者の総合指標:安打、長打、四死球、盗塁、犠打、犠飛を加味
1ロペス(De)7.73
2丸佳浩(広)6.47
3鈴木誠也(広)6.35
4エルドレッド(広)6.30
5宮崎敏郎(De)6.17

 広島で4番に座った鈴木誠也が大活躍。広島は他にもエルドレッド、丸も好調が続く。外国人選手の好調なバットが目立った週でもあった。

投手は…

【投手5傑】

○勝利
1岡田明丈(広)1
1九里亜蓮(広)1
1薮田和樹(広)1
1大竹寛(巨)1
1ウィーランド(De)1
1平良拳太郎(De)1
1秋山拓巳(神)1
1マテオ(神)1
1メッセンジャー(神)1
1秋吉亮(ヤ)1
1石川雅規(ヤ)1
1近藤一樹(ヤ)1
1鈴木翔太(中)1

○セーブ
1ドリス(神)3
2パットン(De)2
3今村猛(広)1
3カミネロ(巨)1
3田島慎二(中)1

○ホールド
1ジャクソン(広)3
1三上朋也(De)3
1山崎康晃(De)3
4一岡竜司(広)2
4砂田毅樹(De)2
4石山泰稚(ヤ)2
4ルーキ(ヤ)2

○奪三振
1ブキャナン(ヤ)10
2メッセンジャー(神)9
2鈴木翔太(中)9
4岡田明丈(広)8
4田口麗斗(巨)8

○防御率(規定投球回数以上)
1小川泰弘(ヤ)1.13
1吉見一起(中)1.13
3メッセンジャー(神)1.29
3藤浪晋太郎(神)1.29
3野村祐輔(広)1.29

○PR(Pitching Run)投手の総合指標:(リーグ平均防御率-投手の防御率)×投球回で算出
1小川泰弘(ヤ)25.05
1吉見一起(中)25.05
3メッセンジャー(神)20.79
3藤浪晋太郎(神)20.79
3野村祐輔(広)20.79

 リーグ防御率は4.26。打高の傾向にあった。完封した投手はいないが、ヤクルトの小川と中日の吉見が8回を投げて自責点1、阪神のメッセンジャー、藤浪、広島の野村が7回を自責点1と好投した。救援では、阪神のドリスが勝ちゲーム3試合全てでセーブをマーク。DeNAの山崎はクローザーからセットアッパーに配置転換されてから安定した働きを見せている。

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

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