新日鉄住金エンジの独子会社、リトアニアとスペイン向け廃棄物発電施設を連続受注

 新日鉄住金エンジニアリング(社長・藤原真一氏)は22日、ドイツの廃棄物発電プラント子会社、シュタインミュラー・バブコック・エンバイロメント(SBE、社長・村上裕氏)を代表企業とするコンソーシアムがリトアニアとスペインで廃棄物発電施設を連続受注したと発表した。コンソーシアム全体での受注総額(発注者予算)476億円の大型案件。

 受注したのはリトアニアの首都ビリニュス市とスペインのサン・セバスティアン市の廃棄物発電施設の建設工事。リトアニアでは2件目の受注で同国およびポーランドの企業との3社コンソーシアムによりストーカ炉式廃棄物発電施設(日当たり処理能力672トン)の建設工事をフルターンキーで行う。竣工は2020年初頭を予定。またスペインでは北部バスク州ギプスコア県の8自治体により設立された廃棄物処理事業会社から同国の大手廃棄物管理会社と地元企業とのコンソーシアムによってストーカ炉式廃棄物発電施設(日当たり処理能力300トン×2炉)をフルターンキーで受注。竣工は19年末を予定。

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