「オチビサン」原画展 連載漫画の舞台・鎌倉で

 神奈川県鎌倉市在住の漫画家安野モヨコさんによる鎌倉を舞台にした作品「オチビサン」の原画展が市内で開かれている。安野さんの作画技法や道具なども公開する。29日まで。

 週刊誌で連載中の同作品は、鎌倉のどこかにある「豆粒町」が舞台で、主人公のオチビサンとその仲間たちの愉快な生活、鎌倉らしい風景が描かれる。安野さんからの提案で、市の広報紙などにも登場している。

 会場はオチビサンが生まれた「アンノ邸」(同市扇ガ谷)。初公開の2点を含む原画37点のほか、参考にしている植物や昆虫の図鑑も並ぶ。ステンシルのように型の上からスタンプ台で色を付けるポショワールと呼ばれる技法と、実際に使っている道具、手順も紹介。作中に登場する植物が茂る庭を会場から眺めることもできる。

 平日は午後1時、土日は午前11時から、いずれも午後6時まで。会場はJR鎌倉駅徒歩15分、海蔵寺の手前。中学生以上200円、小学生100円。混雑時は整理券を配布。問い合わせは、グラウンドワークス電話03(6913)6914。

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