花博招致の検討委設置へ 横浜市、基本構想を策定

 横浜市は、2015年に返還された米軍上瀬谷通信施設跡地(同市瀬谷、旭区)への国際園芸博覧会(花博)招致検討委員会を来月設置する。有識者14人で構成し、開催理念や会場配置、スケジュールなどの基本構想案を本年度に策定する予定。

 市の構想案では、26年春から秋の6カ月間に開催し、1千万〜1500万人の集客を想定。会場は国有地を中心とする。

 市は造園、園芸、都市計画、観光などの有識者で構成する委員会を6月5日に立ち上げ、本年度に5回程度開催する。基本構想案を策定後、国に正式要請する考え。

 市が開催を目指す花博は、期間、面積、参加国数などの条件を満たす最高ランクのもので、国内で開かれたのは1990年の大阪が最後。このときは2300万人を集めた。おおむね3、4年に1度開かれ、昨年のトルコ・アンタルヤに続き、19年の中国・北京、22年のオランダ・アルメールが決まっている。

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