〔熱中症〕5月22日から28日の7日間で745人搬送、前週に比べて減少

総務省消防庁は30日、熱中症による救急搬送状況(速報値)を公表しました。
5月22日から28日の7日間における全国の救急搬送者数は745人で、前週に比べて239人減少し、前年同期と比べて277人減少しました。
傷病の程度別では、3週間以上の入院加療を必要とする重症者は15人で、前週(20人)に比べて減少しました。
年齢別では、満65歳以上の高齢者が348人で、全体の46.7%を占めています。
発生場所別では、住居が228人と最も多く、全体の30.6%を占めています。
また、都道府県別では、東京都が49人と全国で最も多く、次いで愛知県が40人、埼玉県が37人となっています。

気温や室内の温度が高い状況下では、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなることによって、体温の上昇・めまい・立ちくらみ・体のだるさ・頭痛・吐き気などの症状を呈し、重症化すると、けいれんや意識の異常など、様々な障害を引き起こします。こまめな水分・塩分の補給、扇風機やエアコンの利用などにより、熱中症の予防に努めましょう。

熱中症による救急搬送者数の推移(週別)

■熱中症による全国の救急搬送状況(2017/5/22~28・速報値)
・救急搬送者数:745人
※前週比239人減、前年同期比277人減

<日別>
・5/22(月):237人
・5/23(火):168人
・5/24(水):46人
・5/25(木):59人
・5/26(金):47人
・5/27(土):79人
・5/28(日):109人

<傷病の程度別> ※初診時の状況
・死亡 :0人
・重症 :15人
・中等症:198人
・軽症 :528人
・その他:4人

<年齢別>
・18歳未満:168人
・18~65歳:229人
・65歳以上:348人

<発生場所別>
・住居(屋内外を含む):228人
・工事現場や工場などの仕事場:55人
・農・畜・水産作業の仕事場(田畑・海など):26人
・教育機関:99人
・屋内(飲食店・病院・劇場など):70人
・屋外(競技場・屋外駐車場など):107人
・道路:113人
・その他:47人

<都道府県別> ※上位5都道府県まで
・東京都:49人
・愛知県:40人
・埼玉県:37人
・大阪府:35人
・兵庫県:34人

◆総務省消防庁|熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
※総務省消防庁は、上記Webサイトに熱中症の予防啓発コンテンツを設置し、熱中症の予防を呼び掛けています。

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