タックトレーディング、中国線材メーカーと代理店契約 亜鉛線など日本で拡販

 非鉄輸入専門商社のタックトレーディングはこのほど、中国の線材メーカー「天龍錫材有限公司」(以下・天龍社、本社・中国浙江省)の日本および日系企業向け販売代理店契約を締結したと発表した。鋳鉄管、アルミ押出材、防食溶射業界をはじめとする日本の需要家を対象に、亜鉛線や亜鉛合金線の販売強化を図る。

 同社は天龍社と18年以上取引関係を続けている。今回の契約締結でさらに充実した商品、サービスの提供が可能となったほか、海外進出および進出予定の需要家への対応も迅速に行える体制を整えた。

 同社によると、日本の亜鉛線・亜鉛合金線・その他関連線材の年間需要は推定5千~6千トン。タックトレーディングは1999年から天龍社製品の販売を開始し、約15%に当たる800~900トンのシェアを持つ。天龍社の生産量は年間1万8千トン。

© 株式会社鉄鋼新聞社