住友電工、豊田事業所を拡張移転 120周年記念事業の一環

 住友電工は30日、ワイヤハーネスなどの営業を行う豊田事業所を拡張移転したと発表した。120周年記念事業の一環。移転に伴い同事業所の新社屋には車載モーターなどに用いられる巻線の事業部門も入居。営業技術の連携や顧客窓口の一本化で、自動車メーカーへの提案力を向上。事業の拡大を目指す。新社屋での営業開始は6月12日予定。

移転に伴い同事業所の新社屋

 新社屋は4階建てで、延べ床面積が5176・41平方メートル。同じ市内で拡張移転しており、新住所は愛知県豊田市曙町2丁目80番となっている。豊田事業所にはハーネスの製造などを担当する子会社の住友電装もオフィスを構える。

 同社では他にも120周年記念事業として大阪製作所の老朽化施設の建て替えや改築を実施。18年春をめどに東食堂を建て替えるほか、同年9月には東玄関ゾーンを整備して周辺地域との景観調和を推進する。併せて従業員の安全性や作業性の向上に向けて、ユニフォームを刷新する計画。労働組合と協議した上で、18年3月にリニューアルする予定となっている。

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