ソフトB柳田「完璧」9号ソロもベテラン岩瀬には「レベルが違う」と完敗認める

1日の中日戦でチーム唯一の得点を叩き出したソフトバンク柳田悠岐。6回裏、中日の先発・鈴木翔太のスライダーを振り抜くと、打球はライトスタンドめがけて大きな弧を描いた。柳田本人が「完璧でした」と振り返る9号ソロだ。チームとしての連続2桁安打は8試合でストップしたが、柳田の一発によってチーム本塁打の記録は15試合に伸ばした。

ソフトバンク・柳田悠岐【写真:荒川祐史】

初回の打球は「フェンスくらいいったかなと思った」が失速

 1日の中日戦でチーム唯一の得点を叩き出したソフトバンク柳田悠岐。6回裏、中日の先発・鈴木翔太のスライダーを振り抜くと、打球はライトスタンドめがけて大きな弧を描いた。柳田本人が「完璧でした」と振り返る9号ソロだ。チームとしての連続2桁安打は8試合でストップしたが、柳田の一発によってチーム本塁打の記録は15試合に伸ばした。

 初対戦となった鈴木については「球に勢いがあったし、いいピッチャーでした」と実力を認めたが、初回のレフトフライもルーフオープンによる風の影響を受けて失速したもの。「フェンスくらいいったかなと思ったけど、運がないというかしょうがないっす」とサバサバした様子で語った。

 8回裏には、柳田に打席が回ったところで中日ベンチは岩瀬仁紀を投入。プロ19年目のベテラン左腕の前に、柳田は空振り三振に倒れた。「コントロールも良かったし、甘い球がなかった。レベルが違うというか、実力はボクの方が遥かに下。力負けです」と完敗を認めた。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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