日本人はダルビッシュのみ、ヤ軍新星2位 開幕2か月のMLBトップ100選手は

米CBSスポーツ電子版が、5月終了時点でのMLBトップ100プレーヤーを発表した。投手、野手全員が対象の“格付け“ランキングで、日本人はレンジャーズのダルビッシュ有投手が唯一、選出されている。

レンジャーズ・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

ダルビッシュは1か月前から5ランクアップ、韓国“神”打者は大幅ダウン

 米CBSスポーツ電子版が、5月終了時点でのMLBトップ100プレーヤーを発表した。投手、野手全員が対象の“格付け“ランキングで、日本人はレンジャーズのダルビッシュ有投手が唯一、選出されている。

 4月終了時点でのランキングで83位だったダルビッシュは、78位に5つ“ランクアップ”。ここまで11試合登板で69回2/3を投げ、5勝3敗、防御率2.97、72奪三振という成績の日本人右腕について、寸評では「フリーエージェントに向けて、2度目の質の高いシーズンとなりそうだ。11先発で防御率は3.00を下回り、イニング数以上の三振を奪っている」と評価している。

 ダルビッシュはメジャー2年目の2013年に32試合登板で209回2/3を投げ、13勝9敗、防御率2.83、277奪三振という好成績をマーク。サイ・ヤング賞投票で2位に入った。この年以来の「質の高い」シーズンになりそうだと、記事では分析している。

 また、注目選手では、ヤンキースで大ブレーク中のアーロン・ジャッジ外野手が2位に。1か月前のランキングでも5位に急浮上していたが、さらに順位を上げた。

 韓国からの“逆輸入“選手のエリック・テームズ内野手(ブルワーズ)は、9位から28位にランクダウン。韓国で“神”と崇められた強打者は、開幕1か月で猛烈な活躍を見せたものの、その後はやや失速気味。それでも、14本塁打はリーグ5位タイ、OPS(出塁率+長打率)1.014は同6位と、カブスやカージナルスを抑えてナ・リーグ中地区首位に立つブルワーズを牽引している。

CBS“格付け“ランキングのトップ20は…

 なお、1位はもはや“不動“のマイク・トラウト外野手(エンゼルス)。現在、左親指靱帯断裂でメジャーデビュー後初の故障者リスト(DL)入りしているものの、今年も打率.337、16本塁打、36打点、10盗塁と圧倒的な成績を残していた。ただ、患部の手術を受けて6?8週間の離脱と報じられており、今後はMVP争いが混沌とするとの見方もある。

「CBSスポーツ」が“格付け”したトップ20は以下の通りとなっている。

20位 クレイトン・カーショー投手(ドジャース)
19位 ノーラン・アレナド内野手(ロッキーズ)
18位 アントニオ・センザテラ投手(ロッキーズ)
17位 クリス・ブライアント内野手(カブス)
16位 コーリー・シーガー内野手(ドジャース)
15位 ジャスティン・ターナー内野手(ドジャース)
14位 アンソニー・レンドン内野手(ナショナルズ)
13位 ミゲル・サノ内野手(ツインズ)
12位 フランシスコ・リンドーア内野手(インディアンス)
11位 バスター・ポージー捕手(ジャイアンツ)
10位 カルロス・コレア内野手(アストロズ)
9位 マイク・リーク投手(カージナルス)
8位 ライアン・ジマーマン内野手(ナショナルズ)
7位 クリス・セール投手(レッドソックス)
6位 ブライス・ハーパー外野手(ナショナルズ)
5位 ダラス・カイケル投手(アストロズ)
4位 ザック・コザート内野手(レッズ)
3位 アービン・サンタナ投手(ツインズ)
2位 アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)
1位 マイク・トラウト外野手(エンゼルス)

© 株式会社Creative2