アストロズ100%、ドジャース99% 日本人所属4球団がPO進出との予想

メジャーリーグでは各球団が50試合以上を消化。シーズン162試合の1/3程度が過ぎ、各球団の実力が明らかになってきている。ESPNは今季の最終成績を予測する特集記事を掲載。プレーオフ(PO)進出の確率を算出している。

青木宣親の属するアストロズは100勝62敗の予想【写真:Getty Images】

30球団最高勝率を誇るアストロズは100勝62敗の予想

 メジャーリーグでは各球団が50試合以上を消化。シーズン162試合の1/3程度が過ぎ、各球団の実力が明らかになってきている。ESPNは今季の最終成績を予測する特集記事を掲載。プレーオフ(PO)進出の確率を算出している。

 日本人所属球団では、青木宣親外野手のアストロズが開幕から圧倒的な強さを発揮。1日(日本時間2日)時点で38勝16敗の勝率.704でア・リーグ西地区首位を独走している。ESPNは、最終成績を100勝62敗と予想。地区V確率は99.6%、プレーオフ進出確率は100%と算出した。

 同地区では、ダルビッシュ有投手が所属するレンジャーズが80勝82敗の2位と予想している。地区優勝は0.2%で、プレーオフ進出も18.5%とやや厳しい数字が並ぶ。現在、26勝28敗の地区3位。低迷すれば、7月にトレードに出される可能性もあるとされていたダルビッシュだが、チームを浮上に導きたいところだ。

 また、岩隈久志投手が故障者リスト(DL)入りしているマリナーズは79勝83敗の3位に終わると予想されており、地区Vは0.1%、プレーオフ進出は10.7%との確率が算出された。

 エースの田中将大投手が不調ながら、若手の躍動で31勝20敗のア・リーグ東地区1位に立つヤンキースは86勝76敗の2位で終えるとされた。優勝は59.9%でレッドソックスとの予想になっている。ヤンキースのV確率は20.7%、プレーオフ進出確率は60.6%。ワイルドカードに入る可能性は高いと見られている。

マーリンズはプレーオフ進出0.8%の厳しい予想…

 ナ・リーグでは、上原浩治投手が所属するカブスが89勝73敗でシーズンを終えるとESPNは算出。昨季の世界一球団は現在、25勝27敗の借金2でナ・リーグ中地区3位と予想外の苦戦を強いられているが、優勝確率は68.5%、プレーオフ進出確率は78.1%と、最終的に“番狂わせ”が起きる可能性は低いとの見方だ。

 前田健太投手のドジャースも評価は高い。98勝64敗でナ・リーグ西地区5連覇を達成すると予測。ここまで33勝22敗ながら3位とハイレベルな戦いが続いているが、地区V確率80.5%は中地区のカブスより高い数字で、プレーオフ進出は99%とほぼ確実と算出された。

 一方、イチロー外野手、田澤純一投手が所属するマーリンズは79勝83敗のナ・リーグ東地区3位と厳しい予想。21勝31敗で地区4位という現在の成績からはやや持ち直すと見られているものの、V確率は0.1%、プレーオフ進出確率は0.8%となっている。

 この予想通りなら、アストロズ、ヤンキース、カブス、ドジャースと日本人所属の4チームがプレーオフに駒を進めることになるが、果たしてどうなるだろうか。

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