竜ゲレーロ週6発、泥沼連敗巨人で村田が孤軍奮闘…17年第10週投打5傑【セ編】

NPBの第10週、交流戦1週目のセ・リーグの成績を見てみたい。パに大きく負け越しているが、好調を維持しているチームもある。一方、今季ここまではヤクルト、巨人が大きく足を引っ張る形になっている。

中日・ゲレーロ【写真:荒川祐史】

巨人・村田はセ第10週の最多安打、最多打点、首位打者

 NPBの第10週、交流戦1週目のセ・リーグの成績を見てみたい。パに大きく負け越しているが、好調を維持しているチームもある。一方、今季ここまではヤクルト、巨人が大きく足を引っ張る形になっている。

○第10週(2017年5月30日~6月4日)のセ・リーグ
1広島 勝率.667(6試合4勝2敗0分)
1阪神 勝率.667(6試合4勝2敗0分)
3中日 勝率.500(6試合3勝3敗0分)
4DeNA 勝率.333(6試合2勝4敗0分)
5ヤクルト 勝率.000(6試合0勝5敗1分)
5巨人 勝率.000(6試合0勝6敗0分)
リーグ 勝率.371(36試合13勝22敗1分)

 広島、阪神は引き続き好調を維持。5位中日も健闘しているが、ヤクルト、巨人は交流戦2カード目でまだ勝ち星がない。巨人は球団史上ワースト2となる10連敗中だ。

【打者5傑】

○安打
1村田修一(巨)10
2ゲレーロ(中)9
2雄平(ヤ)9
4荒木雅博(中)8
4石川慎吾(巨)8
4鳥谷敬(神)8
4丸佳浩(広)8
4大島洋平(中)8
4高山俊(神)8
4坂本勇人(巨)8

○本塁打
1ゲレーロ(中)6
2村田修一(巨)3
3高山俊(神)2
3ロペス(De)2
3鈴木誠也(広)2
3バレンティン(ヤ)2
3エルドレッド(広)2
3松山竜平(広)2
3山田哲人(ヤ)2
3バティスタ(広)2

○打点
1村田修一(巨)9
2ゲレーロ(中)7
3ロペス(De)5
3丸佳浩(広)5
3梅野隆太郎(神)5

○盗塁
1糸井嘉男(神)2
1田中広輔(広)2
1上本博紀(神)2
1盗塁10人

○打率(規定打席以上)
1村田修一(巨).435
2ゲレーロ(中).429
3荒木雅博(中).381
4雄平(ヤ).360
5石川慎吾(巨).348
5鳥谷敬(神).348

○RC(Run Create)打者の総合指標 安打、長打、四死球、盗塁、犠打、犠飛を加味
1ゲレーロ(中)11.16
2村田修一(巨)7.62
3丸佳浩(広)5.86
4高山俊(神)5.13
5糸井嘉男(神)4.80

 中日のゲレーロがNPB2位タイの6試合連続本塁打をマーク。交流戦6連敗中の巨人では、村田修一が最多安打、最多打点、首位打者と孤軍奮闘した。

投手は…

【投手5傑】

○勝利
1中村祐太(広)1
1薮田和樹(広)1
1一岡竜司(広)1
1大瀬良大地(広)1
1濱口遥大(De)1
1今永昇太(De)1
1マテオ(神)1
1秋山拓巳(神)1
1能見篤史(神)1
1青柳晃洋(神)1
1鈴木翔太(中)1
1ジョーダン(中)1
1小笠原慎之介(中)1

○セーブ
1山崎康晃(De)2
2ドリス(神)1
2今村猛(広)1
2田島慎二(中)1

○ホールド
1中崎翔太(広)3
1ジャクソン(広)3
3三上朋也(De)2
3マテオ(神)2
3伊藤準規(中)2
3ルーキ(ヤ)2
3桑原謙太朗(神)2
3岩瀬仁紀(中)2

○奪三振
1秋山拓巳(神)9
1能見篤史(神)9
3マイコラス(巨)8
4小野泰己(神)7
4野村祐輔(広)7
4小笠原慎之介(中)7

○防御率(規定投球回数以上)
1能見篤史(神)0.00
1濱口遥大(De)0.00
1中村祐太(広)0.00
1薮田和樹(広)0.00
1石川雅規(ヤ)0.00
1ジョーダン(中)0.00

○PR(Pitching Run)投手の総合指標:(リーグ平均防御率-投手の防御率)×投球回で算出
1能見篤史(神)31.76
2濱口遥大(De)29.00
3中村祐太(広)24.86
3薮田和樹(広)24.86
3ジョーダン(中)24.86
3石川雅規(ヤ)24.86

 リーグ防御率は4.14。阪神の能見は7.2回を零封、DeNAの濱口は7回を零封した。クローザーに戻ったDeNAの山崎康は2セーブをマーク。5月下旬に復帰した広島の中崎は3ホールドの活躍を見せた。

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

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