古河電工、子育て応援管理職を育成=「イクボス同盟」に加盟

 古河電工は8日、男性の子育て支援活動などを展開するNPO法人ファザーリング・ジャパンが主催する「イクボス企業同盟」に加盟したと発表した。イクボスは部下の育児など生活と、仕事のバランスを考えたキャリア形成を応援する上司。加盟企業は管理職の意識を改革し、イクボスを積極的に育成する。同社では創造的で活力ある企業の実現に向けて、多様な人材の活躍を促すダイバーシティ推進活動を今後さらに強化する。

加盟セレモニーに臨む小林社長㊨

 同社は全員が生き生き働き成長し続ける企業グループであるため、ダイバーシティ推進活動を経営戦略として位置付けている。小林敬一社長は今回の加盟について「私からリーダーの意識と行動をさらに変革し、より成果を実感できる組織に変えていきたい」と話している。大手電線メーカーではダイバーシティを推進する取り組みが活発化しており、住友電工やフジクラも「イクボス企業同盟」に加盟している。

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