6月末にかけて少雨傾向続く 気象庁1か月予報

6月15日発表の気象庁1か月予報。降水量は北日本・東日本を中心に平年と比べて少なくなる見通し。出典=気象庁ホームページ

気象庁は15日、向こう1か月の天候の予想を発表した。
梅雨前線は今月末にかけて、本州の南海上に停滞するため、沖縄・奄美地方は引き続き降水量が多くなる見通し。一方、そのほかの地域は降水量が平年より少なくなる可能性があり、4月下旬から続く少雨が解消するにはもうしばらく時間がかかりそうだ。

今月6日から7日にかけて、九州から関東甲信地方にかけての広い範囲が梅雨入りした。ただ、梅雨入り後、梅雨前線が本州から離れて停滞したため、まとまった雨は降らず、雨の少ない状態が続いている。
今月末にかけて今の状況が続く可能性が高いが、来月は梅雨前線の活動が活発になるとみられ、西日本では雨が強まるおそれがある。

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「西日本では今月末にかけて気温低く」

西日本では梅雨前線の北側の冷たい空気に覆われて、今月末にかけて平年よりも気温の低い状態が続く見通し。東日本でも来週は気温が低いとみられる。
一方、暖かい空気が流れ込む沖縄・奄美では気温の高い日が続く見通し。

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