新日鉄住金エンジ、愛知製鋼から「岐阜電子部品工場」増築工事受注、着工

 新日鉄住金エンジニアリング(社長・藤原真一氏)は15日、愛知製鋼から受注した「岐阜電子部品工場増築工事」(岐阜県各務原市)を着工したと発表した。受注額は非公表。鉄骨造2階建で延床面積は7500平方メートルで鉄骨重量は940トン。竣工は今年12月を予定している。

 愛知製鋼はハイブリッド車など次世代自動車のインバーター用放熱部品「パワーカードリードフレーム」を製造する生産棟を建設し生産能力を倍増させる。新日鉄住金エンジは本施設の設計・施工と建設部材の供給を行う。

 設計においては最適な生産の場を実現するべく、システム建築商品「スタンパッケージR」の部材である屋根材(SPルーフィングG)、外壁材(SPパネルI―35)や独自の空調システムを採用。建築環境総合性能評価システム「CASBEE」でAランクの環境性能を実現する。また、動線計画では明確なゾーニングに基づき交差を廃することで人とモノの動線を整流化。合理的で安全性の高い作業環境を実現する。

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