神戸製鋼の研究開発費、16年度は前年度並みの301億円

 神戸製鋼所の16年度の研究開発費(連結)は前年度比1%増の301億円だった。

 21日提出の有価証券報告書で公表した。事業部門別の内訳は鉄鋼70億円(15年度66億円)、溶接35億円(同29億円)、アルミ・銅28億円(同26億円)、機械37億円(同41億円)、エンジニアリング20億円(同5億円)など。

 16年度の鉄鋼関連の取り組みではプレス生産性に優れるホットスタンプ用冷延鋼板(焼き入れ後強度1470メガパスカル級)の開発など。同鋼板はトヨタ自動車のプリウスのボディー骨格部品向けに採用され量産に入った。

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