横浜散策のお供に スマホゲーム開発

 パシフィコ横浜(横浜市西区)と市内の民間事業者2社が、次世代観光商品「横浜街歩きナゾトキRPGミライ物語−封印の呪文と5人の賢者−」を共同開発した。スマートフォンと専用キットを使い、横浜を舞台とする謎解きを楽しむゲームで、外国人向けに英語版も用意した。国際会議などの参加者にも街の魅力を知ってもらうと同時に、回遊性を高め、市内での消費につなげるのが狙いだ。

 いずれも中区に拠点を置くDAS、未来ボックスとパシフィコが製作委員会を発足、地域資源を活用した新たな商品を生み出した。

 DASは、謎解きタウンと題したゲームを全国のアミューズメント施設や商業施設などで展開。未来ボックスが、スマホアプリを開発した。30日から西区と中区でプレー可能となる。

 スマホにダウンロードしたアプリと専用のゲームキットを使用。パシフィコのある横浜・みなとみらい21(MM21)地区や野毛、馬車道、元町、横浜中華街周辺を回遊しながら謎解きをしていく。

 市交通局とも連携。キットには、対象区間の市営地下鉄や市営バスが1日乗り降り自由の「みなとぶらりチケットワイド」が付いている。料金は2160円。横浜、桜木町、関内など市営地下鉄6駅とパシフィコで販売する。

 パシフィコの担当者は「普段と違った視点で街を散策することで、新たな発見につながる。街ににぎわいを創出するコンテンツとなれば」と話している。

 詳細は、公式サイト(https://www.nazotown.jp/show/mirai)。

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