「グラン・ブルー」シリーズのマンション分譲、野田興産(株)が破産開始決定

 6月7日、大阪地裁に破産を申請していた野田興産(株)(TSR企業コード:652013090、法人番号:8120001125330、大阪市福島区海老江5-2-7、設立平成16年4月、資本金7000万円、秋村啓一社長)は6月13日、同地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には鈴木麻友弁護士(桐畑・鈴木法律事務所、大阪市北区西天満4-9-12、電話06-6364-1261)が選任された。
 負債総額は推定45億円。

 平成8年3月創業、「グラン・ブルー」のブランドで分譲マンションの販売を手掛けてきた。滋賀県、京都府、大阪府など阪神および京滋地区を中心に実績を重ねてきた。しかし、リーマン・ショック以降の不動産市況の低迷により業績は大きく後退し、債務超過に陥った。取引金融機関に対して返済条件の変更を申し入れて資金繰りの緩和を努める一方、所有物件の早期売却を図ったが、債務の圧縮は進まず今回の措置となった。

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