現職市政の評価争点 3氏主張展開 横須賀市長選

 任期満了に伴う横須賀市長選は25日、投開票される。立候補しているのは届け出順にいずれも無所属で、新人で政党役員の林伸明氏(51)=共産推薦、新人で前市議の上地克明氏(63)=自民、民進、公明推薦、現職で3期目を目指す吉田雄人氏(41)の3人。

 「脱官僚主義」を掲げた吉田氏による2期8年の市政の評価が主要争点。3氏が人口の減少や財政の硬直化、地域経済の活性化、子育て支援などを巡る主張を展開してきた。

 林氏は米原子力空母の母港化の撤回や久里浜の石炭火力発電所計画の撤回、中学校完全給食の自校方式での導入などを訴える。

 上地氏は「ヨコスカ復活」を合言葉に、地元選出で全国的な人気を誇る小泉進次郎衆院議員が支援。分厚い組織戦を展開した。

 吉田氏は「選ばれるまち、横須賀」をスローガンに自転車で市域を回り、借金の削減や観光客の増加など実績を強調している。

 17日現在の有権者数は34万8470人(男17万3044人、女17万5426人)。前回市長選の投票率は50・72%だった。

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