住友電工、歩行モニタリングシステム発売

 住友電工は22日、歩行モニタリングシステム「キューズ・タグ・ウォーク」を30日から発売すると発表した。センサを腰に装着し、約10メートル歩くと動きやバランス、速さなどの指標を見える化。歩行状態が評価され、改善ポイントや推奨される運動についてアドバイスが得られる。介護施設での運動機能向上プログラムや、企業で行われている健康増進活動などでのニーズを見込んでいる。

 システムは高精度センサで加速度データを取得し短時間で解析する独自技術を採用。重さは15グラムと軽量で、簡単に計測ができる。

 科学技術振興機構が主導するプログラムでのニーズ探索をきっかけに、大学などの知見を取り入れながら開発。さらにベネッセスタイルケアの施設で、約半年間の実証を経て製品化する。

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