ソフトB武田、復活登板へ 女房役も驚き「球の質が全然違いますよ」

28日、ソフトバンクの武田翔太が4月12日以来の1軍マウンドに帰ってくる。右肩の痛みから4月14日に登録抹消となり、約2か月のリハビリを経て痛みは完治。昨年14勝を挙げた右のエースが復活登板を果たす。

ソフトバンク・武田翔太【写真:荒川祐史】

右肩に不安なし「身体の状態は万全」

 28日、ソフトバンクの武田翔太が4月12日以来の1軍マウンドに帰ってくる。右肩の痛みから4月14日に登録抹消となり、約2か月のリハビリを経て痛みは完治。昨年14勝を挙げた右のエースが復活登板を果たす。

 復帰戦の相手は奇しくも4月12日と同じ日本ハム。前回は5回2/3を投げて4失点で黒星を喫している。その時すでに右肩を痛めていた武田は「思い切り投げれていないので、何とも言えない」と、新たな気持ちでハム打線に挑む。

「身体の状態は万全。(2軍戦での登板から)10日間くらい開いたのでしっかり調整できた。下半身と上半身のリズム感も良くなったし、ボクの場合はそこだけですから」

 2日前の26日にはブルペンで栗原陵矢を相手に56球を投げ込んだ。復帰前の2軍戦でバッテリーを組んでいた栗原は「球の質が全然違いますよ」と驚きの表情。武田自身も「球質はよくなっている」と自信を口にする。

 武田が1軍を離れている間に、東浜巨や千賀滉大、石川柊太らが奮闘し、リーグ2位の座をキープしてきた。武田の復活は“奪首”に向けた何よりのカンフル剤となりそうだ。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

© 株式会社Creative2