LIXIL、ZEH普及促進へ、東京電力EPと提携協議

 LIXIL(社長・瀬戸欣哉氏)は28日、東京電力エナジーパートナー社(社長・川崎敏寛氏)とネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の普及促進を目的に業務提携協議入りすることで合意したと発表した。

 LIXILグループは、30年までにグループが提供する製品・サービスによる環境貢献が、事業活動による環境負荷を超える「環境負荷ネットゼロ」の実現を目指している。この方針の下、約2千万件の家庭における電力使用データや省エネに関するノウハウ・技術を有する東京電力EPとの協業による新商品やサービスの可能性を探っていく。

 ZEHとは、住まいの断熱性・設備効率を上げ(省エネ)、太陽光発電などでエネルギーを創ることにより(創エネ)、年間の一次エネルギー消費量の収支をプラスマイナス「ゼロ」とする住宅のこと。国内において省エネが進む一方、家庭のエネルギー消費量は増え続ける中、政府は30年までに標準的な新築住宅のゼロエネルギー化を推進している。

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