7月は全国的に気温高く 太平洋側は空梅雨か 気象庁1か月予報

6月29日発表の気象庁1か月予報。平均気温は西日本から北日本の広い範囲で平年より高くなる見通し。出典=気象庁ホームページ

気象庁は29日、向こう1か月の天候の予想を発表した。
太平洋高気圧が西日本を中心に強まる影響で、全国的に気温は平年よりも高くなる見通し。来週は西日本から北日本にかけての広い範囲で、来月8日以降は北日本や東日本で、平年を大幅に上回る気温が続くと予想され、来月は厳しい暑さとなりそうだ。

一方、雨量は日本海側で平年を上回る予想となっている。太平洋高気圧が例年よりも強く、梅雨前線が北陸付近に停滞するためで、太平洋側では平年に比べてくもりや雨の日が少なくなる可能性がある。梅雨入り以降、大雨となった太平洋側の一部を除いて、雨量は平年の半分程度にとどまっている。今後、太平洋側では雨の少ない状況が続くとみられ、ダムの貯水率の低下が懸念される。

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「関東から北海道は厳しい暑さに注意」

関東甲信地方、東北の太平洋側、北海道では来月4日頃からの約1週間、気温が平年よりかなり高くなる可能性がある。気温の急な上昇や厳しい暑さが予想されるため、農作物の管理や熱中症に十分な注意が必要だ。

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