5カ国語通訳OK 相鉄全駅にテレビ電話

 相模鉄道(横浜市西区)は、タブレット端末「iPad(アイパッド)プロ」のテレビ電話機能を活用し、駅係員が通訳を介して外国人客の応対をするサービス「スマイルコール」を始めた。5カ国語に対応する。増え続ける訪日外国人客(インバウンド)や外国人客と、リアルタイムで迅速にコミュニケーションが取れる体制を整えた。

 インデンコンサルティング(京都市)が提供するリアルタイム通訳サービスを導入した。対応言語は英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語で、始発から終電まで利用できる。相鉄線全25駅に計31台を設置した。

 沿線には米軍施設もあり、切符の購入方法や払い戻し、乗り換え案内など外国語でのコミュニケーションが課題だった。今後もタブレット端末でインターネットやアプリを活用し、筆談や道案内などのサービス向上を図っていく。

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