健闘、手話で誓う “五輪”挑む聴覚障害者を激励

 7月18日からトルコで開かれる聴覚障害者スポーツの祭典「第23回夏季デフリンピック」の出場選手やスタッフの激励会が30日、横浜市役所で開かれ、選手らが健闘を誓った。

 日本選手108人のうち市内在住は9人。激励会には陸上棒高跳びの竹花康太郎、同400メートルの岡部祐介、同100メートルの三枝浩基、ビーチバレーの竹村徳比古、自転車の早瀬憲太郎、早瀬久美、サッカーの江島由高の7選手のほか、トレーナーと通訳者が出席した。

 2013年の前回大会銅メダリストの早瀬久美さんは「聞こえない人たちではなく、日本国民を代表し、日の丸を背負ってアピールしてきたい。良い結果を出し、報告することを誓います」と手話で力強く宣言。林文子市長が「厳しい練習を乗り越え、きっと素晴らしい成果が生まれる。横浜の地で力強く応援する」とエールを送った。

 日本選手団主将も務める早瀬さんは「デフリンピックの知名度も徐々に上がってきた。20年東京五輪・パラリンピックにうまくつながるきっかけになれたら」と話していた。

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