ホークス柳田、驚異の6月31打点 西武シュリッターは10ホールド

交流戦を含む6月が終わった。各チームともに143試合のうち、ほぼ半分を消化。この6月のパ・リーグの投打成績についてみていこう。

ソフトバンク・柳田悠岐【写真:荒川祐史】

パ・リーグ6月の投打5傑は

 交流戦を含む6月が終わった。各チームともに143試合のうち、ほぼ半分を消化。この6月のパ・リーグの投打成績についてみていこう。

【6月のパ・リーグ】

ソフトバンク 勝率.652(23試合15勝8敗0分)
楽天     勝率.571(22試合12勝9敗1分)
西武     勝率.550(21試合11勝9敗1分)
オリックス  勝率.524(22試合11勝10敗1分)
日本ハム   勝率.391(23試合9勝14敗0分)
ロッテ    勝率.381(21試合8勝13敗0分)

 ソフトバンクからオリックスまでの4球団が勝ち越し。首位・楽天と2位・ソフトバンクのゲーム差は1か月で2ゲーム縮まっている。

【打者5傑】

○安打
1西川遥輝(日) 32
2柳田悠岐(ソ) 29
2ロメロ(オ) 29
4大田泰示(日) 28
4ウィーラー(楽) 28

○本塁打
1柳田悠岐(ソ) 12
2ロメロ(オ) 8
3メヒア(西) 7
4ペゲーロ(楽) 6
4中田 翔(日) 6

○打点
1柳田悠岐(ソ) 31
2ロメロ(オ) 19
2中田 翔(日) 19
4メヒア(西) 17
4レアード(日) 17

○盗塁
1西川遥輝(日) 9
2源田壮亮(西) 6
3外崎修汰(西) 4
3今宮健太(ソ) 4
5金子侑司(西) 3
5上林誠知(ソ) 3

○打率(規定打席以上)
1ロメロ(オ) .372
2西川遥輝(日) .368
3武田健吾(オ) .364
4柳田悠岐(ソ) .363
5松本剛(日) .338

○RC(Run Create)打者の総合指標 安打、長打、四死球、盗塁、犠打、犠飛を加味
1柳田悠岐(ソ) 30.54
2西川遥輝(日) 21.70
3ロメロ(オ) 20.66
4ウィーラー(楽) 17.19
5秋山翔吾(西) 16.83

 ソフトバンクの柳田が12本塁打に、試合数を大きく上回る31打点と圧倒的な活躍を見せた。これに次いでオリックスのロメロが8本塁打19打点。日本ハム西川は、最多安打、最多盗塁に打率2位だった。

投手は…

【投手5傑】

○勝利
1黒木優太(オ) 4
2十亀剣(西) 3
2バンデンハーク(ソ) 3
2岩嵜翔(ソ) 3
4松本裕樹(ソ) 2
4菊池雄星(西) 2
4有原航平(日) 2
4涌井秀章(ロ) 2
4則本昂大(楽) 2
4岸孝之(楽) 2
4美馬学(楽) 2
4岡本洋介(西) 2
4公文克彦(日) 2
4石川柊太(ソ) 2
4山岡泰輔(オ) 2

○セーブ
1サファテ(ソ) 7
1増田達至(西) 7
3平野佳寿(オ) 6
3松井裕樹(楽) 6
5増井浩俊(日) 5

○ホールド
1シュリッター(西) 10
2谷元圭介(日) 7
2岩嵜翔(ソ) 7
4武隈祥太(西) 5
4宮西尚生(日) 5

○奪三振
1則本昂大(楽) 41
2バンデンハーク(ソ) 34
3菊池雄星(西) 32
4岸孝之(楽) 31
5山岡泰輔(オ) 29

○防御率(規定投球回数以上)
1有原航平(日) 0.77
2岸孝之(楽) 1.24
2美馬学(楽) 1.24
4ウルフ(西) 1.96
5山岡泰輔(オ) 2.15

○PR(PitchingRun)投手の総合指標:(リーグ平均防御率-投手の防御率)×投球回で算出
1岸孝之(楽) 64.37
1美馬学(楽) 64.37
3有原航平(日) 62.76
4山岡泰輔(オ) 38.52
5牧田和久(西) 38.30

 リーグ防御率は3.46。月間最多勝はオリックス・黒木の4勝。中継ぎで12試合に投げて白星に恵まれた。日本ハムの有原は3試合、23.1回を投げて自責点2、防御率は0点台。楽天の岸と美馬はともに4試合に投げて29回を投げ自責点4、楽天は先発が好調だった。救援ではソフトバンクのサファテが7セーブ、西武のシュリッターが13登板で10ホールドだった。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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