台風3号は、4日朝に九州北部にかなり接近し、上陸するおそれがある。4日は台風の影響で西日本を中心に非常に激しい雨が降り、大雨となる見込み。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風やうねりを伴った高波に警戒が必要だ。
台風3号は3日午後3時、東シナ海を1時間におよそ30キロの速さで北北東に進んでいる。中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大瞬間風速は40メートルで、暴風域を伴っている。
台風は東シナ海を北上して、4日朝には九州北部地方にかなり接近し、上陸するおそれがある。その後、台風はから5日にかけて、西日本から東日本を東北東に進み、5日朝には関東の東で熱帯低気圧に変わる見通し。
暴風・高波
西日本では、4日明け方から夜にかけて、海上を中心に非常に強い風が吹き、海は大しけとなる所がある。暴風やうねりを伴った高波に警戒が必要だ。
■4日に予想される最大瞬間風速
九州北部、九州南部、四国、近畿 35メートル
東海 30メートル
■4日に予想される波の高さ
九州北部、九州南部、四国 6メートル
台風3号による大雨・雷・突風
西日本では、4日朝から夜にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる見込み。
■4日夕方までの予想雨量（多いところ）
四国 250ミリ
九州北部 200ミリ
九州南部 150ミリ
近畿 20ミリ
西日本を中心に、その後も雨量が増える見込み。
■4日夕方～5日夕方の予想雨量（多いところ）
近畿 100～150ミリ
中国、東海 50～100ミリ
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するとともに、大気の状態が非常に不安定となるため、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。
